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福澤諭吉歴史散歩 in マンハッタン
Posted 03/13/2017 11:51AM

マンハッタン旅

2017年2月26日(日曜日)、福澤研究会一同は、マンハッタンにて、「福澤諭吉歴史散歩」を実施しました。これは「古地図を見ながら、福澤ゆかりの地を巡る」という趣旨で行われました。

福澤は慶應3年(1867年)に幕府の戦艦の受け取り委員の随員として、二度目の渡米を果たします。その際、一回目に咸臨丸でアメリカを訪れたときよりも長く滞在し、アメリカ東部諸州を中心に様々な都市を見て回り、欧米文化を学びました。

我々一同は、福澤がニューヨーク滞在中に宿泊した「メトロポリタン・ホテル」跡、福澤が『ウェーランド経済書』や『クワッケンボス窮理書』などの茶箱12箱分もの、あらんかぎりの原書を塾生のために購入したという「アップルトン書店」跡、ニューヨーク滞在中ホテルと何度も往復したと『西洋旅案内』に記されている「運上所」(税関)や、「トリニティー教会」や「フルトン市場」跡などを巡りました。当時の建物が残っていないものありましたが、跡地には資料でみる当時と変わらぬ面影が残っており、我々は150年前に福澤が訪れたときと変わらぬ風景をみる事が出来たと考えます。

『福翁自伝』には「アップルトン書店」で購入した原書について「大中小の辞書、地理書、歴史等はもちろん、そのほか法律書、経済書、数学書などもそのとき初めて日本に輸入して、塾の何十人と言う生徒にめいめいその版本を持たしてりっぱに修行のできるようにしたのは、実に無上の便利でした」とあります。これは、一冊の原書を写本してから塾生で輪読するという当時の教育方法から、一人一冊塾生は本を持って講義を聴くという、近代的な教育方法への大きな転換点でした。福澤の教育方針に非常に大切な役割を担った跡地を巡検した事は、福澤研究会一同にとって貴重で有意義な経験となりました。

加えて、昨年工事中であったフルトン市場跡地の改装が終了しており、そこには近代的な趣を持つ建物が建築されていました。建物の周囲には大きな広場があり、かつてここに多くの人々が集った様子も想像できました。

普段我々生徒は、娯楽目的でマンハッタンを訪ねることがほとんどですが、
今回の巡検で、普段訪ねることのない場所を自分らの足で歩いて周ることにより、マンハッタンが娯楽と経済の街だけでなく歴史に満ちた場所であることを感じさせられました。

引率してくださった結城先生に深く感謝いたします。


福澤研究会 部長 小山


  

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