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いただきますとごちそうさま(アメリカザリガニ蟹の味新聞)
Posted 11/09/2017 02:01PM

 何故私たち日本人は食べる時に「いただきます」や「ご馳走さま」を言うのか、疑問に思ったことはないだろうか?

 私は幼い頃、両親によく「いただきますは?」「ご馳走さまぐらいちゃんと言いなさい」とよく怒られていた。でも何故それを言わなければいけないのか、よくわからずにいた。両親に何故か聞いても、教えてくれなかった。

 そんなある時、国語の教科書に、日本の文化に疑問を抱く外国人が筆者と対談しながら、日本の文化について学ぶ、という内容の随筆が載っていた。そこで外国人は、私と同じように、何故日本人は食べるときにいたただきますと言い、食べ終わった時にご馳走さまでしたというのか、と聞いていた。その時そこに書かれていたことが、今でも印象に残っている。

 まず「いただきます」には2つの意味があるという。1つ目にはその食べものを作ってくれた人への感謝、2つ目に食材への感謝である。

 1つ目の、その食べものを作ってくれた人への感謝だ。私達の口に食べものが運ばれるまでに多くの人が携わっている。料理を作ってくれた人、配膳をしてくれた人、野菜や魚をとってくれた人などに感謝を述べるのが、「いただきます」の意味の1つである。

 また2つ目の食材への感謝だが、肉や魚はもちろんだが、野菜や果物にも命がある。そうした命をいただいて、私の命に代えさせていたただきます、という感謝の気持ちをあらわしている。

 「ご馳走さま」についてだが、自分の為に(馬のように)忙しく走り回って食事を準備してくれた人に感謝を述べる言葉が「ご馳走さま」だという。

 この筆者の説明で、「いただきます」と「ご馳走さま」の意味や行為の素晴らしさ、大切さを知った。私たちが何気なく食べている食べものには多くの命や多くの人が携わり、そのおかげで食べることができるのだ、と改めて自覚した。海外に行くと食べる前に神様に感謝することはあっても、その命や作ってくれた人に感謝をする行為をあまり見受けない。だからそうした多くのものや人に感謝する日本の食文化は、本当に素晴らしいと感じる。皆さんも、この素晴らしさ文化を、これからも大切にしていきましょう。(柴田瑛麻)

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