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「実は危険?耳かきはするべきでない?」(しんぶんし)
Posted 11/11/2017 06:16PM

 耳かきは、最高に気持ちいい。耳かきをしているときは、嫌なことなどをすべて忘れ、ただ耳かきの快楽に浸ることができる。その快楽を求め、私は、一週間に一回以上、耳掃除をしていた。おそらく、耳かきを嫌っている人など、いないだろう。耳かきカフェや耳かきサロンが流行るほどだ。皆、耳かきが好きで、習慣的にしているはずだ。しかし、そんな大人気の耳かきを、私は、最近しないように努力している。というのも、どうやら耳かきのしすぎは、耳に悪いらしいのだ。

 その悪い要因の一つは、耳を傷つけてしまうことだ。特に竹や木でできた硬い耳かきを使っている人は、要注意だ。耳の中を傷つけると、膿みが出たり、炎症を起こしたり、また人によっては、カビが生えてしまう人までいるらしい。そこまでくると、想像するだけで鳥肌が立つ。

 また耳垢を奥に押し入れてしまうのも、耳に悪い原因だ。綿棒など耳垢を掻き出すのに適していないもので耳掃除をすると、耳垢が奥に行ってしまい自分では取れなくなってしまうらしい。そうなると耳が詰まり、聞こえづらくなってしまう、というのだ。人によっては奥に入れすぎて耳の骨が折れたり、鼓膜が破れたりする、というのだ。

 つまり、耳かきは、耳に負担をかけるため、しないほうがいいのだ。また、耳には、耳垢を自然にきれいにしてくれるシステムがあるため、頻繁に掃除する必要性などないのだ。

 しかしそんなことを言われたところで、私は耳かきの快楽に依存してしまっていたため、しないとイライラするようになっていたのだ。もう耳かきなしでは生きていかれない体になってしまっていたのだ。しかしこれではダメだ、耳のために頑張らなくてはと思い、2つの工夫をして耳かき依存症から抜け出すことができた。

 その工夫の一つは、耳かきをしたくなったら音楽を聴いて気分を紛らわす、というものだ。これが意外に効果的で、音楽を聴き、他のことを考えることで、耳かきをしたいという衝動のピークを乗り越える事ができる。そしてもう一つの工夫は、耳の外側だけ掃除する、というものだ。今まで依存していたものをいきなり断つのは不可能だと感じた私は、比較的耳への負担が少ない外側だけの掃除をすることで、気分を紛らわせた。これらの努力のお陰で、耳かきへの依存は日に日に減っていき、今では、しなくても平気でいられるようになった。

 私のように、耳かきに依存してしまう人は、そう少なくないはずだ。耳かきとは、危険ドラッグと一緒だ。法を犯してはいないが、依存性があり、体に悪い。耳かきは危険なものである、という考えを広めなければ、これからも耳掃除が原因で怪我をする患者の数は減らないだろう。今こそ警鐘を鳴らす時だ。(小泉玄碩)

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