News and Events

銃規制ではなく、人間規制を! (朝刊村上)
Posted 11/11/2017 06:08PM

 ほとんどの人が知っていると思うが、アメリカでは銃の所持が『アメリカ合衆国憲法』修正第二条によって認められており、銃社会が成り立っている。銃の関わる出来事は、多くの人命に大きな影響を与えるため、銃規制に関して様々な意見が存在する。アメリカでは長年銃規制について、討論が繰り広げられてきたが、大きな変化は起きていない。僕は、銃規制は現実的に難しいと思っている。銃規制を困難にしている要因がいくつか考えられる。

 まずは、合衆国憲法、である。もともと、法律というものは容易に変更ができないものだ。特に合衆国憲法の改正は、難易度が高い。合衆国憲法は、230年以上の歴史の中で、1万2000件以上もの改正の提案に対し、改正に至ったのは27ヶ条だけである。この数字を見れば、改正の難しさがすぐわかる。改正が難しい理由は、憲法の権威と法の安定性を維持するためだ。銃の保有は建国時から認められている権利であり、直ぐに変えられるものではない。

 また、大量の銃が出回っている今、銃規制を行なうのは手遅れ、と考えるのが妥当である。現在アメリカでは、3億丁以上もの銃が出回っており、規制を行なうのは不可能に近い。それに、多くの銃保持者が信頼できる人々であり、問題を起こすのは極少数であるため、信頼できる国民の権利を守る必要がある。アメリカでは、自分の身は自分で守るという考えが強く根付いていて、多くの信頼できる国民がいる中で銃規制をするのは難しいだろう。

 銃規制を行なうのは、現実的にすごく難しいことだ。しかし、なにか変化を起こさなければ人命を守ることはできない。銃規制は難しいと思うが、人間の規制は今すぐにでも可能だと思う。現在アメリカでは、銃を購入する前に、バックグラウンドチェック、というものが必須だ。バックグラウンドチェックとは、犯罪歴の有無を調べるシステムのことだ。もちろん、前科がある者は、銃の購入は許されない。実は、僕は、バックグランドチェックだけでは、正確な判断を行なうためには不十分だ、と思っている。バックグラウンドチェックに加え、精神科医や専門家による、保有者の診断を毎年行うことを必須にすれば、銃による犯罪は、少なくできると思う。診断により、犯罪を犯す要素を持つ、サイコパスのような人物を見抜くことができれば、銃による犯罪が防げるとともに、診断で異常反応が出た者を、マークすることが可能となり、犯罪数を減らせることにつなげられると思う。(小松勇斗)

Footer Logo Image

All images © 2013-2017 Keio Academy of New York

Address/Telephone

3 College Road
Purchase, NY 10577 USA
Phone: (914) 694-4825

Stay Connected

powered by finalsite