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私の選ぶ四字熟語 (NY学院ナビ)
Posted 11/10/2017 02:29PM

甲論乙駁

意味:互いにあれこれ主張して議論がまとまらないこと。甲の人が論ずると、乙の人がそれに反対するというように議論がいろいろと出る意から。

 

 慶應ニューヨーク学院では校則、学院のイベント等で議論が多く行われる。大半、そこで対立するのは生徒と学院である。学校生活のために、お互いに強い意見を討論で主張するが、結局まとまらずに終わる。なぜこのようなことになるのだろうか。両者の立場から考えてみよう。

 学院は、生徒の安全や教育向上の管理をする責任がある。この学校は、アメリカにある日本の私立学校のため、日本、アメリカの規定両方に配慮しながら、校則等を考えなくてはならない。また、多くの保護者が、アメリカ以外の国に住んでいるので、学校、または学校外の安全を心配するだろう。この学院では日本では味わえない貴重な経験ができる一方、日本アメリカ両方の規定で自由が制限されることもある。これに反抗の意を持つのが、生徒だ。

 生徒は、人生一度きりの青春を充実させるために、やりたいことがたくさんある。自分の趣味を学校で活かしたり、友達と思い出作りをしたりしたい、と多くの生徒は考える。それを実現させるために、学院により自由な環境を要求する。ところが、この学院では、理由なし、または生徒の意見なしに物事が決まることが多、くある。生徒が、何も口出しをできないことに不満をもつのは、当然だ。理由を知らないまま従え、と言われても、それを快く受け入れるのは、困難である。

 この事態を改善させるため、生徒は、校則や日本とアメリカの規則を把握し、その上で意見を述べるべきだと考える。他の学校の例を探し、我が校と比較して意見を述べると、説得力が増すだろう。また、学院は、もっと生徒の意見に耳を傾けるべきである。物事を決める前に、生徒に報告し、生徒が事情を理解した上で実行する方がよい、と考える。生徒は反対意見を持つ可能性もあるかもしれないが、同じ場所を共に過ごすので、まずは説明すべきだ。また、議論する際、に「常識」は捨てなくてはならない。常識は、使い勝手のいいもので、常識を使うと、否定されず、根拠なしに主張ができてしまう。そして、それを押し通してしまうと、相手はいつまでたっても、納得がいかない。だからこそ、日本とアメリカの常識を超えて、自分が主張する目的や理由、その意見の根拠などを明確にする必要がある。

 議論で簡単に結論が出ないのは当然である。しかし、相手の事情や意見も受け入れながら、自分の意見を主張したら、過ごしやすい学校づくりができるだろう。(芝沙織)

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