News and Events

すずまさの物申す!! (NY学院ナビ)
Posted 11/10/2017 01:41PM

【すずまさの「ピザ事件」に物申す!!】

『今後、カフェテリアにはピザを置きません。2017年10月18日(水)、全校生徒に衝撃的な内容が伝えられた。カフェテリアである事件が起きたのだ。その内容は、一人の男子生徒が、ランチ中にピザを大量に取っていたところをカフェテリアの従業員が咎め、その際に男子生徒が差別的な言い回しの発言をした、というものである。これに怒ったカフェテリアは、学院に猛抗議。結果、その生徒が自ら名乗り上げ謝罪をするまで、カフェテリアにはピザを置かない、ということになった。

 もちろん一番悪いのは、数に限りがある食べ物を独占し、それを咎められて逆ギレした『協調性の無い利己的なその生徒』である。だが、その他にも問題があるのではないか、と思う。

 一つ目は、学院の教育が不十分だということだ。仮に犯人が日本生まれ日本育ちの生徒だった場合、Fワードや、Nワードといった有名な禁止用語なら知っているだろうが、言い回しによって差別にあたったり、悪い意味になってしまうような言葉は知るわけがない。なぜなら、学ぶ機会が無いからだ。この学校は、バイリンガル・バイカルチュアルを唱えている。しかし、その割には、アメリカの文化を知る機会が極端に少ない。全校生徒のほとんどは、生粋の日本人だし、友達と海外の話題について話すことも、ほとんど無い。英語での授業は、ヒアリングを鍛える面ではすごく効果的であるが、文化を学ぶという面では、言語がただ日本語から切り替わっただけの授業で、生きた英語を学べない。学校は生徒の教養に対する責任がある。「知らなかった者」が悪ければ、「教えなかった者」にも非があるのだ。

 二つ目は、生徒の物事の是非を判断する力が弱い、ということ、そして、その原因を作っているのが、学院の規則制度にあるということだ。この学校は、寮も含めて、規則が非常に多い。しかも、ほとんどが、そのルールがある理由がしっかりと伝えられていない。生徒たちは、物事の『何がどうして悪いのか』を理解できていない。ただ『ルールだから』と、済ましてぼんやりと規則に縛られながら生活をしている。これでは、物事の是非を判断する力が身につかない。個々の規則が持つ真の意味を理解し、何が悪いことなのかが判断できれば、他人のことを考えずに、限りある物を独占しよう、とする考えは生まれないだろう。

 このように、今回のピザ事件は、学院の弱点が露呈してしまったわけだが、逆に言えば、これは学院をよりよく改善するチャンスだ、とも言える。対策は、本気になれば、いくらでも取れる。具体的には、アメリカの文化(特にマナーやしきたりなど)を学べるような授業を設けたり、無駄な細かい規則を省き、大切な本質を持つ大事な規則だけを残すことだ。学校がこの事に気付き、早急に、少しでも改善に向かって取り組み出してくれる事を願う。(鈴木政人)


Footer Logo Image

All images © 2013-2017 Keio Academy of New York

Address/Telephone

3 College Road
Purchase, NY 10577 USA
Phone: (914) 694-4825

Stay Connected

powered by finalsite