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Kさんが医師を志した理由
Posted 01/15/2018 11:54AM

 今回、山口県で開業医をしていたKさんに、なぜその職についたのかをインタビューした。Kさんは今年で90歳になるが、自分で病院を開業しているため、定年退職がなく、今も昔ほどではないが、医師として働いている。

 Kさんが医者になった理由は、医者が家業であったということもあるが、父の影響が大きかったようだ。Kさんの父も医師であったが、Kさんが6歳だった頃に、治療していた患者の肺結核が感染しまった。自分の胸に聴診器を当て、右の肺も、左の肺ももうダメだと言って、亡くなったという。そんな、人助けで死んだ父を見て、Kさんは医師の道を志した。父を亡くしたKさんの家は火の車で、父の生命保険だけでやりくりしていたが、そんな苦しい生活の中で医師を目指した。高校時代は第二次世界大戦真只中で、学生だったKさんは、召集まではされなかったものの、ずっと爆弾を作っており、勉強などできなかったが、戦後医大に入学して、夢であった医師になった。

 「学生時代もっと勉強し、もっといい大学に行きたかった」と、笑いながら、Kさんは言った。大学卒業後は、外科の専門医隣、外科医として人の命を助けた。外科医になった理由は、人の体の仕組みを知るのが好きだったから、だそうだ。「人の耳の中の構造は、綺麗で、図鑑通りのきれいなツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨があって感動的だ」と、嬉しそうに、人体解剖した時の体験を語っていた。

 医師は人の最期を見届けなくては行けないので辛いが、命を助けたときや感謝されたときは嬉しく、やりがいのある仕事だという。「もう90歳だが、死ぬまでこの職業を続けたい」と笑顔で語っていた。(小泉玄碩)

 

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