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グローバル人材育成には、これが必要だ
Posted 03/17/2018 08:45AM

小松勇斗

 これから日本が国際競争に勝っていくためには、グローバル人材の教育が必要だ。国内産業だけでの利益は限られており、今後国外市場の開拓が更に重要になってくるだろう。国外市場を開拓していく上で、英語での交渉や商談が必須となる。これらの作業を他国に負けることなく行なっていけるグローバル人材が必要不可欠である。しかし現在の日本の教育では、グローバル人材を育成するのは不可能に近いだろう。育成には、英語教育の改革と発言能力の教育が必要である。

 まず、今の日本の英語教育では、国際社会で戦っていける人材の育成は不可能だ。現在の英語教育は、決まった型にするという授業が多く見受けられる。もちろん、新しいことを学ぶ際は型から入っていくのが大切である。しかし型で留まっていては、国際競争に勝っていくことはできない。中学校3年間をアメリカで過ごした私は、最初は日本の教科書を使って英語を勉強した。文法を理解するのには役立ったが、教科書に出てくる会話などは一切役に立たなかった。また、教科書の内容を理解し、日本式の英語テストでいい点を取れたとしても、ほぼ無意味に近かった。今後の日本では、もっと応用力を養うことが大切だと思う。テストなどでは、穴埋め問題を出すのではなく、もっと文章を自ら構成させる問題を出すべきだ。極端な話、高校の英語の試験は全てエッセイを書かせるものにしてもいいと思う。自分で型を作るということをするが実践的で大切だと思う。型だけの英語では、表現力が限られてしまい、説得力にも限界ができる。この限られた英語で世界と戦っていく人々をグローバル人材とは言えないだろう。

 次に日本人は、もっと発言することが、グローバル人材になっていくためには必要だ。日本の文化では、皆と同じことが良いとされ、黙っていることが美しいとされている。国際会議などで発言する日本人は、ほとんどいない。日本人だけの会議でさえ、出席者が全員発言するということは滅多にない。文化を変えるということは長い歳月を要するが、教育内容を変えることが一番効果的であると思う。今の日本の学校では、先生が授業のほとんどを話し、生徒の発言は一言、二言だけだ。この教育の仕方が日本人の発言力を下げていると思う。子供の頃から先生やリーダーなどの一部の人のみしか発言せずとも良い環境で育っているため、自分が発言しなくても大丈夫と思っている人が大半を占める。実際、自分が発言しなくても物事は進んでいく。しかし、一部の人々だけで作り上げられたものは多様性にかけ、問題を抱えることも多い。全員が満足する完璧なものを作るのは、すごく難しいことだ。いや、不可能だろう。しかし、多くの人々が発言することにより様々な観点から物事見ることが可能となる。これにより抱える問題の数も減り、より多くの人々が利益を得ることが可能となるだろう。また、自分の思っていることを発言せずに、他人の意見に合わせてしまうと物事の理解をすることができない。例えば自分のわからないことを言わずに授業を聞いていても、内容を理解しないまま授業に遅れていくだけだ。『半学半教』の教えることと学ぶことを両方することで沢山のことを学べる、という考えのように、人の意見を聞き入れることと自分の意見を発言することの両方をすることで物事をよりよくできる。日本人に発言することの大切さを幼少期から教育することで、国際会議などでも堂々と発言できる人が増えるに違いない。

 日本が世界と今後戦って行くために必要となるグローバル人材の育成には、英語教育の改革と発言することの大切さの教育が必要である。現在の英語教育では実践的な英語が少なく、日本人は型にはめることしかできない。これでは表現力に限界ができてしまい、自分の意見や考えを伝えるのが難しい。この問題を解決するために、ゼロから文章構成をさせることがもっと必要だ。穴埋めなどの問題は、無意味に等しい。また、発言しなくてもいいという文化を変えるためにも幼少期から自分の意見を相手に伝えることが物事をよりよくする、ということを伝えていかなければならない。さらに、発言することにより、深く物事を考えることができる。発言することの大切さをわかった人材が増えれば、国際会議で堂々と発言できる日本人が沢山出てくるだろう。

 この2点がグローバル人材の育成に必須なことだと私は考える。

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