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好奇心、探究心こそがグローバル化への第一歩
Posted 03/17/2018 09:45AM

小河原明葉


 私は、日本がグローバル化を推し進めるにあたって最も重要なことは、国際的な視点を持った学生を増やすために、積極的に海外に国際的活動に興味のある人材を留学生を送り出すことだと考える。

 私は今まで二回に渡ってアメリカで生活したことがある。1度目は生まれたときから小学校入学までの六年間、2度目は中学1年から現在、高校2年まである。私の場合、1度目の渡米は物心がついていなかった年齢であったが、それでも他国での生活や文化は私に柔軟性を与え、日本に帰国してからも継続して英語は私の得意分野であり、アメリカの文化に常に興味があった。それにより、2度目の渡米経験は人よりも早く馴染むことが出来たと感じる。その点で、日本がグローバリズムを推し進めるにあたって、まず必要なのが世界に興味がある学生を積極的に海外へ送り出すことである、と考える。興味や探究心というものは、言語を学ぶこと、そしてなにより国際的な視点を持つためには欠かせないものである。授業で取り扱った「法と経済のジャーナル」でスティーブン・キブンズ氏が語るように、日本人の学生を海外の大学に送り出すという点で「学生たちが教室で教えられる科目を理解するだけの英語言語スキルを習得した後でしか、海外留学は意味をなさない」というのは、全くその通りである。しかし、必ずしも言語を十分に習得していなくとも、異文化に興味があったり、海外へ行きたいという志を持った者であれば、その言語習得力の発展は大いに見込めるといえる。つまり、どの留学生に対しても共通して求めなければならないのは、異文化を経験したいと思う探究心と留学に対する好奇心である。だから、否応無しに日本人学生を海外に送り出そうという、政府が打ち立てる政策には反対である。事実、今の日本の現状が示すように、学生時代の留学経験というのは、就職や昇格に有利であろうと、将来のためを思って留学を決断する学生も多くいる。政府が推奨する教育政策も、このままでは、まさにこの流れを促進するものになりかねない。

 つまり、今の日本がグローバル化を進めるには、第一に、国際的な視点を持った人材を育成することが必要である。それに伴って必要なのが、異文化や世界に興味を持った学生を積極的に海外へ送り出すことで、質の高い留学経験を生み出し、国際的な視点を持った有能な人材を育成することである。

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