News and Events

大谷翔平の12の思考(慶応スポーツ)
Posted 04/03/2018 09:13AM

ー大谷翔平の120の思考ー

一流のスポーツ選手の活躍は強靭なメンタル、心持ちからきていると言っても過言ではない。そこで、今年からメジャーリーグに挑戦する野球選手、大谷翔平の思考を読み解いた本、株式会社ぴあ出版の「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」をもとに、一流のメンタルについて考察する。大谷は、日本プロ野球史初の「投打の二刀流」を成し遂げた超一流選手だが、当初は誰も成し遂げたことがなかったゆえに、各評論家から『不可能』『非常識』と批判的な意見ばかりであった。本書は、「挑戦」「苦悩」「向上心」「素顔」「克己心」「哲学」という6つの章に分かれており、それぞれに大谷がモットーや目標に掲げる言葉が挙げられている。その言葉を読み解いた解説が記されており、『不可能』と『可能』となしえたのかを大谷自身の思考で辿って行く。

特に印象に残ったのは、第4章に出てくる、71個目の大谷の思考である。「他人がポイッて捨てた運を拾っているんです。」実はこれは大谷が一番強い選手になるために、高校生のときに掲げた目標の一部らしく、今も継続して「ゴミ拾い」をしている。「僕は、前を通り過ぎてから(ゴミに)呼ばれてる気がして、戻って拾う。お前はそれでいいのかって、後ろからトントンされちゃうタイプなんです。」一流選手の人生観は、ゴミひとつにも反映される。練習や努力をしつくした後でも、まだ自分にできることがあるのではという探究心が、結果として、周囲を綺麗に掃除する、ということに繋がっている。

また、大谷が二刀流をする上で欠かせない思考もある。ー「自分のなかではピッチャーとバッターを競わせてませんし、切磋琢磨もしていません。」ー投手・大谷対打者・大谷が戦うとすれば、どちらが勝つか。誰もがきになる究極の戦いである。しかし、本人は、野球をするにおいて投手と打者の両立はいたって自然と考えており、どちらかに対する執着心や思い入れはない。高校入学時までは、投手として生きるつもりであったものの、卒業時にはそれを決めかねていた。「思っていたよりも、バッティングが楽しくなってきたんです。その分、ピッチャーとしては高校時代にやり残したことがあまりにも多かった。」全身全霊で野球に打ち込んだ、高校三年間だったが、努力と才能ゆえに、他人にはない選択肢が与えられた。そうした迷いがあり、二刀流という前代未聞の提案をした日本ハムに入団を決めた。(小河原明葉)

 

Footer Logo Image

All images © 2013-2017 Keio Academy of New York

Address/Telephone

3 College Road
Purchase, NY 10577 USA
Phone: (914) 694-4825

Stay Connected

powered by finalsite