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人間とサンゴ礁
Posted 10/01/2018 11:10PM

 私は今までいつも海と一緒に生きてきた。海が大好きで、オーストラリアの実家に帰れば、ほぼ毎日海へ行く。そんな大好きな海が、海水汚染や地球温暖化問題によって悪い影響を受けている、など耳にする。現地の人にも、サンゴもいずれは無くなる、と聞いた。驚くと同時に、その真相を知りたいと思い、今回のテーマに選んだ。

 まず、サンゴについての知識がほぼなかったので、調べることにした。よくメディアで、サンゴを保護しよう、などのよびかけを目にするが、サンゴは一体どういった影響を社会に与えているのだろうか。

 サンゴは植物と思われがちだが、動物である。人間と同じ様に、受精をして子供を産む。そして光合成をして成長をして行く。しかし、動物であるから食べ物も食す。それは海中にいるプランクトンだ。その様にして、増え続けるサンゴは、長くて1億年は生きると言われている。そんなサンゴには、世界に生息する魚の三分の一が住処としている。もしサンゴが近い将来絶滅してしまったら、その魚が居なくなってしまう上に、海の生態系が崩れてしまい、終いには地球上の生態系が壊れてしまう。さらに、私たちが普段食べている魚も量が減り、食糧困難に拍車をかける、と言われている。他にもサンゴが無くなると困ることは山ほどある。

 例えば、ツバル、キリバスといった国は、サンゴ礁が基盤となって成り立っている島である。沖縄本島の南部も、サンゴでできた土地である。サンゴがなくなるとそういった土地までも無くなってしまう。他にも、サンゴ礁は海の中にある硬くてとても大きい集合体であるため、自然と土地を津波や大きい波から未然に防いでいる。それらがなくなると災害被害が増える、とも言われている。

 また、意外ではあるが、サンゴは医療開発の面からも重要視されている。シヌラリアという種類のサンゴから摘出されるアシルスペルミジンという成分が、とても強い抗ガン作用がある、といわれている。人間のガン細胞1ml にアシルスペルミジンを10億分の一グラムだけ垂らしたところ、一瞬にしてガン細胞を壊したそうだ。

 この様に、サンゴを世界に残すことが、私の社会貢献である。サンゴは私たちの生活を影でサポートしている。サンゴの大切さをたくさんの人が知り、世界中の人がサンゴを守り、増やそうと努力をしていけば、人間にとっても住みやすい社会になって行くであろう。(太田瑛介)


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